HOME > ニュースページ > 事件・事故・災害 > 詳細

【禁聞】雲南地震は人災? ダム建設に危険家屋の放置

2014年08月08日

【新唐人2014年8月8日】官製メディアによると、8月3日に発生した雲南地震で、8万戸以上の家屋が倒壊、12万4000戸以上の家屋が損傷し、25万人が住まいを失いました。特に震源地となった魯甸県竜頭山鎮では、90パーセント以上の家屋が倒壊しました。当局も、家屋の耐震性の低さが被害を拡大した原因の1つだと認めています。

 

3日に発生したマグニチュード6・5の雲南地震は、震源が魯甸県の竜頭山鎮で、震源の深さは12キロでした。地震はわずか15秒ほどでしたが、竜頭山鎮の家屋の90パーセントが倒壊し、大部分の住民が逃げ送れて、生き埋めになりました。

 

雲南省当局によると、6日の午前10時30分までに、地震で589人が死亡、9人が行方不明、2800人以上が負傷し、108万人が被災しています。さらに8万戸以上の家屋が倒壊し、12万4000戸以上の家屋が損傷し、25万人が住まいを失いました。

 

報道によると、竜頭山鎮で被害が最も深刻だった地区では、すべての家屋が数分で全部、倒壊しました。しかし、同じ竜頭山鎮にある築64年の3階建ての木造家屋は無傷で、部屋で熟睡していた2人の子供も無事でした。この「奇跡」は、地元の「おから工事」の問題を浮き彫りにしています。

 

当局も、地元の家屋の多くは耐震工事がされておらず、耐震性が低かったため、これほど大きな被害を招いたと認めました。

 

救援ボランティアの王さんは、地元政府に大きな責任があると指摘します。これまで地元では何度も地震が起きていましたが、当局は被災した家屋を検査しませんでした。

 

救援ボランティア 王さん

「家屋の検査をきちんとしていれば、これほど被害が出なかったはずです。2012年の宜良地震や今年4月5日の永善地震などで、余震が続いていました。多くの家屋はひび割れしていましたが、住民はそのまま住んでいました」

 

データによると、雲南省昭通市では、この100年で少なくとも地震が15回、起きています。1974年のマグニチュード7・1の地震では、1423人が死亡し、2003年11月5日にはマグニチュード5・1の地震、そして今年もマグニチュード5・3の地震が発生しています。地震の規模は大きくないものの、地元政府のビルは、柱や梁など構造部が壊れるなど、すでに問題が起きていました。

 

中国地質科学院・地質研究所の客員研究員、嵇少丞さんは、ある文章で「これまでのデータから、地震における死因の95パーセントは、建物の倒壊によるものだ」と指摘しています。

 

四川省成都市の地質学者、楊勇さんは、今回の地震の震源地の近くにはダムが2つあり、今も別のダムが建設されていることに触れました。

 

四川省成都市の地質学者 楊勇さん

「今回の地震で注目すべき点は震源の周辺にダムがあることです。地元の河川、牛欄江に2つダムが建てられ、主流にも1つ建設中です。この2年ずっと貯水しています。2つのダムは震源から10キロしか離れていません」

 

このほか楊勇さんによると、昭通市の周囲には、大型ダムが少なくとも3つあります。そのうち2つのダムは震源から40~50キロ離れていますが、ダムが貯水をする際、頻繁に揺れを起こしていたことを否定できないと言います。

 

2008年の四川大地震も、震源地からわずか数キロの所にダムがありました。また、地震のあと、大量の建築物が「おから工事」だったことが明らかになりました。大陸の作家、譚作人さんは、合わせて23回、被災地に入り調査を行い、亡くなった子供たちの無念を晴らそうとしましたが、「国家政権転覆扇動罪」で禁固5年の刑を下されました。

 

四川省の「中国天網人権事務センター」の責任者、黃琦さんは、四川大地震の「おから工事」の真相究明活動に参加して、2009年に3年の禁固刑を下されました。去年、四川省の雅安市で地震が起きた際、四川大地震のあとに再建された建物も「おから工事」であると暴露されるのを恐れて、黃琦さんが被災地に救援に行くことを禁じました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/07/a1128643.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

トップページへ